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植栽の役割・メリットと植栽に適した環境

こんにちは!LEONEの渥美です。
先日、名古屋で開催されたタカショー潅水・散水システムウォーターマイスター研修会に参加させて頂きました。
初めてお聞きするようなものもたくさんあり、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
その中で植栽のお話をお聞きしたので今回は「植栽の役割と植栽に適した環境」についてお話しをさせていただこうと思います。

 

植栽の役割

 植栽は手間がかかるうえ、虫が来るなど避けられている方も多いかもしれません。しかし、植栽にはたくさん役割があり、メリットもたくさんあります。

  
 植物が根を張ることにより土壌を繋ぎ止め、がけ崩れや土砂崩れを防いでくれます。夏場には日陰を作ってくれ、暑さをしのいでくれます。植物の蒸散作用により風の流れで周辺を涼しくする微気候を作る効果もあります。

 遮音性も備えており、-10~-20㏈位までは吸収してくれ、快適な音を追加してくれます。適度に遮蔽する事により防犯効果も期待できます。自然と接することで、五感を刺激し、脳を活性化してくれます。

 

このように植栽は私達の暮らしを豊かにしてくれます。しかし、植栽を植えてもすぐに枯れてしまったという方もいると思います。

 では植栽がどのようにしたら健全に育ってくれるのかについてお話しさせて頂きます。

植栽

植栽が健全に育つための環境

日当たり・風通し

 まず大事になってくるのは日当たり・風通しです。

 
 日当たりが強すぎると葉が焼けてしまい枯れてしまう可能性があります。逆に日差しがなさすぎると光合成が行えなくなってしまい枯れてしまう恐れがあります。
 風通しが悪いと熱がこもって病気になることや、蒸散が行えなくなってしまい枯れてしまう可能性があります。風通しを良くすることにより葉の気孔が開き蒸散がよくなります。熱がこもりにくくなり、周辺を涼しくしてくれます。

 日差しをシェードなどで調整したり、風通しを良くするためにフェンスの板の間隔を広くとることが必要になってきます。植栽同士の間隔も詰めすぎないことが重要です。

 

植栽

水やり

 天候も考慮し水をあげるということが重要です。

 水やりだけでなく、水はけも重要になってきます。水はけが悪かったり水をあげすぎたりすると根が腐ってしまったりします。また、土や根元のみに水をあげるのではなく葉などにも水をかけてあげることが必要です。葉の乾燥対策や病気予防、葉の気孔を綺麗にすることによる、蒸散の活発化が図れます。

水やり

 団粒構造(排水性・保水性・保肥性通気性)と土壌の酸度が重要になってきます。

 
 ・排水性  排水性が悪いと根の成長が遅くなってしまい根腐れの原因になってしまいます。

 ・保水性 保肥性  排水性が良すぎると植物の栄養素である肥料が水と一緒に流れてしまったり、土壌が乾燥しやすくなってしまい植物が水を吸収できなくなってしまいます。適度に水を蓄えて根に水分を供給できる状態が好ましいです。

 
 ・通気性  土の中の通気性が悪いと土の中の空気が不足し根が酸素欠乏を起こして水や栄養分の吸収が悪くなってしまいます。
通気性が良すぎると土壌が乾燥してしまい何度も水やりをしなければならない恐れがあります。固相が40%、液相が30%、気相が30%が理想だといわれております。

 
 ・土壌の酸度  土壌の酸度は一般的な植物だと5.5~7
位が適正だといわれております。

日本は温暖で降水量が多いです。そのため、アルカリ性ミネラルのカルシウムやマグネシウムが流れてしまい、酸性化になりがちなので注意が必要です。定期的に検査を行うことが重要です。

土

まとめ

今回は植栽の重要性や植栽に適した環境についてのお話をさせて頂きました。

 植栽の水やりが手間だという方やどのくらいの頻度・量で水やりをすればよいのかわからないという方には自動潅水システムをおすすめします。

植栽を設置し環境にも適した豊かな暮らしを手に入れてみてはいかがでしょうか。

 その他ご質問・ご不明点等ございましたら気軽にお問合せください。

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